2099年12月31日

自動体外式除細動器とは

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8B%95%E4%BD%93%E5%A4%96%E5%BC%8F%E9%99%A4%E7%B4%B0%E5%8B%95%E5%99%A8 )より下記引用

自動体外式除細動器(じどうたいがいしきじょさいどうき、
Automated External Defibrillator,AED)は、
心臓の心室細動の際に電気ショックを与え(電気的除細動)、
心臓の働きを戻すことを試みる医療機器。
日本で現在承認されている製品は薬事法上の、類別・機械器具12、
一般的名称・半自動除細動器あるいは非医療従事者向け自動除細動器に該当する。
海外の一部製品にあるような、完全に自動化された除細動器ではない。

機器の概要

心臓が停止した場合には作動しない。心室細動の場合のみ作動する。
一刻も早く人工呼吸、心臓マッサージを行うとともに除細動器(AED等)によって心臓に電気ショックを与えることが必要となる。

使い方は、電源を入れ、電極パッドを胸に貼り付けると心電図を解析して電気ショックを与えるべきかを調べる。
電気ショックが必要と解析した場合には、機械の指示に従ってスイッチを押すと電気ショックを与える。
従来の除細動器は医師などの専門家が使用することを想定されているため手動式であるが、
空港などに公共の場に配備されている自動体外式除細動器(AED)は、
操作を自動化して医学的判断ができない一般の人でも使えるように設計されている。
操作はいたって簡単で、AEDの発する指示音声に従ってボタンを押すなど 2〜3の操作のみで、
取り付けもピクトグラムで分かりやすく説明されており、
医療知識や複雑な操作なしに電気的除細動が実行される。
AEDによる除細動の施行と併せて、そばにいる者が心臓マッサージ・人工呼吸を継続して行うことも救命のために絶対不可欠である。

実際にAEDを一般市民が使うケースは非常に多いと考えられる。
日本では救急車が現場到着するまで平均で約6分強を要するが、
心室細動の場合、一刻も早く電気的除細動を施行することが必要とされており、6分も待つ余裕は全くない。
救急車の到着以前にAEDを使用した場合には、救急隊員や医師が駆けつけてからAEDを使用するよりも救命率が数倍も高いことが明らかになっている。
こうしたことから、AEDをなるべく多数配置するとともに、
一人でも多くの住民がAEDに関する知識を有することが非常に重要だとされている。
一般に温度や発見などの場所にも異なるが大体心停止3分で死亡率は50%。
また呼吸停止では6分で死亡率50%。
大量出血(出血地点や静脈、動脈によって大きく異なるが大体)30分で死亡率50%と言われている。
(出血量は全体の血の量の3分の1を切ったら人間は死亡するといわれている。)
また現在では子供用のAEDパッドが認可され始めているので、
1歳以上の子供なら使用できるようになってきている。

日本の状況

空港や飛行機内、ホテルなどの公共施設に広く設置され、
消火器などと同様に、万一の事態が発生した際にはその場に居合わせた人が自由に使えるようになっている。
かつて日本では、医師しか使用が認められていなかった。

2003年になって、ようやく救急救命士に使用(医師の指示なく)が認められ、
2004年7月からは一般市民も使えるようになり、空港や学校、球場、駅などの公共施設に設置されることが多くなった。
2005年に開催された愛知万博ではAEDを多数配置しており、これによって助かった人が少なからずいる。
また2006年7月には大手鉄道事業者の中で初めて、東京都交通局が都営地下鉄全101駅へのAED設置を完了した。
2006年には東海道新幹線主要駅やJR東日本の新幹線全駅にAEDが設置され、そのほかの鉄道事業者でもAEDの導入が進んでいる。

日本で、一般市民がAEDを使用できるようになった背景には、
アメリカ心臓協会(AHA:American Heart Association)が中心となって策定した救急蘇生国際ガイドラインによりAEDの高い有効性が実証されたことと併せて、2002年に高円宮憲仁親王がスポーツ活動中の心室細動により急逝したことの影響も大きいとされている。

なお、北海道教職員組合は教員に対する講習の強制、有効性への疑問を元に、学校へのAED導入について反対している。

使用法

AEDを使用する場合、心肺蘇生を合わせて行う必要がある。
AHAの2005ガイドラインによると、AEDの使用の前に心肺蘇生を行うこととされている。
AEDの使用方法は比較的難しいものではないが、
心肺蘇生は一定の訓練を受けなければ実践は困難である。
また製品により取扱いや音声ガイダンスに若干の違いがあることから、義務ではないが取扱いには事実上訓練が必要となる
(旧来の蘇生講習を受けた人にも取扱の受講が推奨されていて、受講後は補講修了証が発行されている)。

AEDがその機能を発揮するのは心室細動を起こしている心臓に対してであり、正常な拍動をしている心臓・完全に停止している及び心房細動を起こしている心臓に対してはAEDの診断機能が「除細動の必要なし」の診断を下し通電は行われない。
その際は通常の心肺蘇生法等による救命処置を行う。

またその効果を十分に発揮させるためには、

1. 患者前胸部の汗を拭い、胸毛の薄い部位を見極め(電極パッド貼付部分だけでよい)、金具(腕時計、ネックレスなど)・貼り薬(湿布、膏薬等)などを取り除いてから装着する。
また電極パッド貼付は心臓ペースメーカー装着部から3cm程度離れたところがよいとされる。
(一連の処置は冷静且つ迅速・的確に、が基本。AED本体等に、日本語で電極パッド貼付部位や施行順等が書かれている。声に出して読みながら処置し、心を落ち着かせるのも一法。)
2. 心電図解析中は誤診を防ぐ為に、また救助者等が感電しないよう通電時にも、患者に触れない様に、周囲の者にも注意。
(「一歩下がって! いいですね!? いきます!」等と大声で合図するのが望ましい)
3. 野次馬等を遠避ける。AEDによる処置の必要性はTPOを問わず発生し得る訳であるから、老若男女問わず「胸を肌蹴させる」事に対するプライバシーについても、救命優先の上で、可能な限り配慮すること。
例えば、数人が救命措置を行い、数人は関係者以外が覗き込んだりしない様に誘導したり、衣類や大きな布等で四方の覆いをするなど。
(繰り返すが、「人命救助」が、最優先である!)
4. 医師等の指示があるまで電極は外さないこと。
(一度貼った電極をはがさない・位置を変えない事が肝要。電極貼付位置を変えてしまう事により、僅かながらでも心電図の波形その他データが変わる可能性があり、より正確な診断と処置の妨げとなる可能性がある。)

誰にでも使用方法がわかるように、AED設置場所に、使用方法を記載した大きい表示板を設置しているところもある。

[編集] 成人の傷病者に対する救命手順(AEDがある場合)

1. 人が倒れた
2. 救急車を呼び、AEDを用意する。他にも人がいる場合、手伝ってもらうのが望ましい(大声を出し、可能な限り人を呼ぶ)。誰も来なければ、自分が救急隊を手配する。
3. 呼吸を10秒以内で確認(日常的に蘇生に携わる人は脈も確認)
4. 呼吸がなければ人工呼吸を2回
5. 胸骨圧迫心臓マッサージと人工呼吸を30:2で行う。これをAEDが届くまで続ける。
6. AEDが届いたら電源を入れ、電極パッドを体に貼り付け

(AEDは意識がなく呼吸のない人のみに用いる 除細動の適応でなければ充電しない。心室細動・心室頻拍の場合のみ、機器が自動で充電)

1. 充電が完了したら安全を確認して除細動
2. 機器の音声案内に従い心肺蘇生法を続行
3. パッドは救急隊が到着するまで外してはいけない。
電源を切ってもいけない

(注)正常な人にAEDの電極を付け、スイッチを入れてもとくに問題はない
(その場合はAEDが判定しショック印加はされない)。

講習を受けるには

公的団体
日本では、各地の消防本部や日本赤十字社がAED講習会を開催している。病院や保健所で独自に行っているところもある。

民間団体
アメリカ心臓協会(AHA:American Heart Association)公認講習を開催する日本ACLS協会や、メディックファーストエイド社、国際救急救命協会が一般市民向けにトレーニングを提供している。
posted by べる at 00:00| 東京 ☔| Comment(52) | TrackBack(9) | AED | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月15日

応急救護講習会にて (7/14(土)9:30〜11:30 立川三中体育館) 講師 立川消防署錦町出張所

・心室細動…心臓の痙攣、血液を送れなくなる。
・AEDの役目…心臓にショックを与えて、一時的にとめる。
       痙攣を戻して、リズムを取り戻す。
       そのまま心臓が止まることもある。(運命)
・AED→心臓マッサージ
・VF波形(心室細動)が出ないと使えない。
・心臓を挟めれば、パットはどちらの向きでも良い。
・気道確保…あごを上げて、鼻をつまみ、大きく口を開けて
      2回吹き込む、胸が膨らむのをみる。
・人工呼吸 2回、心臓マッサージ 30回、繰り返す。
・パットを付ける、接続コードをつける…どちらが先でもよい。
・ネックレスなど金属部分はさける。
・通電ボタン…かなりな電気が流れる。
(結構大きなショックを与える)
 周りには「今から通電します。触らないで下さい」と言う
・人工呼吸と心臓マッサージ…心臓マッサージを優先する。
・小児の場合、小児用パットがないときは、パットが重ならないように
 背中と胸のように、心臓を挟めばよい。
・生き返らなかったといって、殺人罪にはならない。
・三中の事務室に置いてある。
・救急車を呼ぶ場合
 ・意識はあるか…声をかける。
        (酔っ払いが寝ているだけということもあるので)
 ・脈はあるか
 ・呼吸はあるか
 ・状況は…落ちた、はねられた等
・電気を使うので、水周り(プールなど)では使えない。
 濡れている場所では使えないので、移動して
 水気を拭いて行う。
・人工呼吸…推奨していない。
      感染症などがある場合もある。
      唾液が触れないように。
      心臓マッサージを重点的に行う。
posted by べる at 11:08| 東京 ☔| Comment(19) | TrackBack(0) | AED | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月14日

AED(自動体外式除細動器)を用いた救命手当ての要領 By 東京消防庁

1.肩をたたきながら声をかける。

2.反応がなかったら、大声で助けを求め、
  119番通報とAED搬送を依頼する。

  ※「人が倒れています。誰か来てください。」
   「人が倒れています。あなた119番に通報してください。」
   「あなたはAEDを持ってきてください。」

3.気道確保と呼吸の確認

  @気道確保し、「普段どおりの息」をしているかを
   10秒以内で確認します。

4.普段どおりの息がなかったら、
  人工呼吸を2回行う。

  @1秒かけて、胸の上がりが見える程度の量を
   2回吹き込みます。

5.人工呼吸が終わったらすぐに胸骨圧迫。

  @胸骨圧迫30回と人工呼吸を2回を繰り返して行います。

  ※胸骨圧迫の位置は胸の真ん中
  ※早く・強く・絶え間なく
   圧迫解除は胸がしっかり戻るまで。

6.AEDが到着したら

  @まず、電源を入れます。
  (ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります)

7.電源パットを胸に貼る。

  @電源パットを貼る位置は電源パットに
   書かれた絵の通りに、皮膚にしっかりと貼ります。
   身体が汗などで濡れていたらタオルで拭き取ってください。

  ※小児には、小児用パットを貼ります。
   小児用パットがなければ、
   やむを得ず成人用パットを代用します。
  (乳児に対してはAEDは使用しません。)

8.電気ショックの必要性をAEDが判断する。

  ※心電図解析中は誰も傷病者に触れてはいけません。

9.ショックボタンを押す。

  @誰も傷病者に触れていないことを確認し、
   点滅しているショックボタンを押します。

以後は、AEDの音声メッセージに従います。
心肺蘇生とAEDの手順は、救急隊に引き継ぐか、
何らかの応答や目的のある仕草
(例えば、嫌がるなどの体動)が出現したり、
普段どおりの息が出現するまで続けます。
posted by べる at 20:18| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | AED | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

AEDの使い方(その2)(64MB)(動画)

こちらから、動画をご覧下さい。
 (とても、大きなファイルなので
  ダウンロードをされる方は、
  お気をつけ下さい。)
↓↓↓↓↓
AEDの使い方(その2)(64MB)
posted by べる at 16:47| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | AED | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

AEDの使い方(その1)(73MB)(動画)

こちらから、動画をご覧下さい。
 (とても、大きなファイルなので
  ダウンロードをされる方は、
  お気をつけ下さい。)
↓↓↓↓↓
AEDの使い方(その1)(73MB)



posted by べる at 16:33| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | AED | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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